《風俗ガイド》風俗の女の子を恋人だと思っちゃおうブログ:10月16日
今日から学校のプールが始まる!
「いってきます」の声を玄関に残したまま
女の子は駆け出していった。
重いランドセルを背負いながらも踊るように出かけた女の子は
よほどプールを楽しみにしていたのだろう。
しかし帰って来たときの
「ただいま」は蚊の鳴くような声だった。
どうしたのか聞くと、どうやら着替えの時、
両方のお尻の中央にあるえくぼのようなくぼみを
友人に笑われたらしい。
父母からの遺伝子は変なところまで類似を作る。
何を隠そう、おれのお尻にもそのえくぼがある。
おれ自身はそのえくぼを気にしたこともなかったのだが、
女の子は今にも泣き出しそうな様子だった。
「ママとおそろいよ」となだめすかしたが…
「他は全部ママと同じがいい。だけどおしりだけはいや!」と強情だ。
その話は女の子は納得しないままだったが、
数日経って、おれのほうはすっかり忘れてしまった。
そのまま夏休みに入り、
おれは女の子を連れて実家に泊まりに行った。
あの厳格なお父さんが孫の顔を見ると
顔中をしわくちゃにして喜ぶ。
女の子は「おじいちゃんとお風呂に入る」と
風呂場へ駆け出した。
しばらくすると、風呂場から二人の大きな笑い声が聞こえてきた。
のぞいてみると、二人は泡だらけで互いのお尻を見比べている。
「ママ、おじいちゃんにもあった、あったよ!」
なんと、生まれて初めて見たお父さんのお尻に
えくぼが二つ行儀よくならんでいるではないか!
女の子は
「おじいちゃんとママとわたしが繋がってる証拠なんだね」と言いながら、
嬉しそうに父のお尻のえくぼを触っていた。
女の子の発見で三人で大笑いするとともに、
おれは確かにこの年老いたお父さんの女の子だったんだと、
なんだか少しジーンとしてしまった。