《風俗ガイド》真面目で信頼出来る風俗業者を選ぼうブログ:11月07日
「9時、早く起きて一緒に歩かないか?」
主人がそう言ったのは、5年前の秋の終わりのことだった。
ズボンのサイズがきつくなってきてお腹周りを気にしている、
なにか運動を始めた方が良いかもしれない…
という話の流れから出た言葉だった。
当時、わたしは妊娠中で、安定期にはいっていた。
体重管理と体力作りのために、
やはりからだを動かした方が良いと主治医に言われていたが、
妊娠中にできる運動は限られている。
主人の提案は、渡りに船だった。
こうしてわたしたちは、次の日から歩き始めた。
いつもより1時間ほど早く起きて、
まだ薄暗い街の中を歩く…
人気がない住宅街は、ちょっとした異次元空間のように見えた。
住宅街を抜けて川沿いの道に出ると、東の空がほんのり明るくなり始め、
モノクロだった世界は、太陽の光の登場で突然目覚める…
わたしたちは、いろいろな話をしながら歩いた。
さわやかな風とまぶしい太陽の光のなかでは、
未来について話すことが最もふさわしいように思う。
生まれてくる子供のこと、
理想とする家庭像…
話は尽きることがなかった。
9時の散歩の効果かどうか、子供の出産は安産だった。
主人も、ズボンを買い替えずに冬を乗り切った。
けれど、あの時間がくれた最大のプレゼントは、
わたしたちがお互いへの理解を深めたことだった。
とりとめのない会話ではあったが、
これから新しい家族を迎え、一から家庭を築いていく上で、
なくてはならない重要な土台を
二人で作り上げていくことができたように思う。